いなかのつきもの野良仕事:肥え汲み
また、しばらく田舎自慢の話をしてみよう。
今回のテーマは野良仕事。その第1回目は肥え汲みだ。
今となっては、ぴんと来ない人も多いのかもしれない。国内現代社会において水洗トイレは当たり前だし、イベント会場の簡易トイレすら、簡易水洗だ。
しかし、一昔前の田舎においては汲み取り式の便所が当たり前で、この汚物は自分で処理していたわけだ。その作業が肥え汲みである。
何処の家にも畑やら田んぼがあるので、汚物があふれそうになれば汲んでそこに撒く。鶏糞や牛糞に頼らなくても人糞と言う贅沢な肥料がかつてはあった。
やりかたは、大きい柄杓で人糞をすくって樽に移し、樽を担いで畑等に移動。また樽からすくって畑に撒く。これの繰り返し。さすがに臭いもきついし、重いし、楽な作業ではない。
その作業を手伝う時も、樽を担ぐ棒を挿す方向が決まっていたりしたものだ。
今ではもう経験できない作業になってしまったかもしれない。
冬場はどうしてもためがちになるので、友達の家の便所では大便器からあふれそうになっていた。おーコワ。
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